非フコース化(Afucosylation)は、治療用抗体の免疫応答、特に抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を最適化するための高度な糖鎖工学技術です。抗体糖鎖のコア領域からフコースを除去することで、抗体とナチュラルキラー(NK)細胞などの免疫細胞上のFcγRIIIa受容体との結合親和性が向上します。
抗体糖鎖付加とは、抗体のタンパク質鎖に糖(グリカン)分子が共有結合することを指します。これは一般的な翻訳後修飾の一種であり、細胞内の小胞体やゴルジ体で行われます。
抗原特異的IgGの脱フコース化は、ヒトにおける安定状態でのFcγRIII占有率やエフェクター機能に影響を与える可能性があります。脱フコース化抗体は、Fc(結晶化可能断片)領域にフコース糖残基が存在しないことが特徴です。この修飾により、主要なエフェクター機能や免疫応答が強化されます。
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